MACアドレスのマルチキャストとIPv6アドレスの対応

MACアドレスのマルチキャストとIPv6アドレスの対応

MACアドレスとマルチキャストIPv6アドレスの対応を具体的な例を用いて説明します。

 例として、「ff02:0000:0000:0000:0000:0000:0000:0001」というマルチキャストIPv6アドレスを考えます。この場合、MACアドレスのマルチキャストとの対応は以下のようになります:

  1. 上位2バイトの固定値
    MACアドレスの上位2バイトは常に「33:33」となります。
  2. 下位4バイトのコピー
    マルチキャストIPv6アドレスの下位4バイトをMACアドレスの下位4バイトにコピーします。

 具体的には、「ff02:0000:0000:0000:0000:0000:0000:0001」の下位4バイトである「0000:0000:0000:0001」をMACアドレスの下位4バイトにコピーします。

 したがって、マルチキャストIPv6アドレス「ff02:0000:0000:0000:0000:0000:0000:0001」に対応するMACアドレスは「33:33:00:00:00:01」となります。

 このように、MACアドレスのマルチキャストとIPv6アドレスの対応では、MACアドレスの上位2バイトが「33:33」となり、下位4バイトはマルチキャストIPv6アドレスの下位4バイトをコピーして作成されます

 以下に、さまざまなマルチキャストIPv6アドレスに対するMACアドレスの対応例を表にまとめます。MACアドレスの上位2バイトは常に「33:33」となり、下位4バイトはマルチキャストIPv6アドレスの下位4バイトをコピーして作成されます。