イーサーネットヘッダ:プリアンブル
イーサーネットヘッダ:プリアンブル

イーサネットフレームのヘッダには、プリアンブルと呼ばれる特別なパターンが含まれています。プリアンブルは、データの同期を確保し、フレームの開始を示す役割を果たします。以下に、イーサネットフレームのプリアンブルについての詳細を説明します。
- サイズ
プリアンブルは7バイト(56ビット)の長さを持ちます。 - パターン
プリアンブルは「10101010」の繰り返しで構成されています。具体的には、「10101010 10101010 10101010 10101010 10101010 10101010 10101010」という形式です。 - 目的
プリアンブルの主な目的は、データの同期を確保することです。ネットワーク上のすべてのデバイスは、このパターンを受信し、データ転送のタイミングを同期させることができます。また、プリアンブルはフレームの開始を示すために使用されます。 - シンクロナイズ情報
プリアンブルの後にはスタートフレームデリミタ(SFD)と呼ばれる1バイトの特別なパターンが続きます。SFDは、「10101011」という8ビットのパターンで、フレームの開始を明確に示します。
プリアンブルとSFDは、イーサネットフレームのヘッダの最初の部分に配置されています。これにより、受信側のデバイスはデータの受信を開始し、フレームのデータ部分の解釈を行う準備が整います。プリアンブルはフレームの開始を同期させるための重要な役割を果たす一方、実際のデータ転送には含まれないため、データ部分のサイズには影響しません。