イーサーネットヘッダ:宛先/送信元MACアドレス

イーサーネットヘッダ:宛先/送信元MACアドレス

 イーサネットヘッダに含まれる宛先MACアドレスと送信元MACアドレスは、ネットワークデバイスの物理アドレスを示す重要な情報です。以下に、それぞれのアドレスについて詳しく解説します。

  1. 宛先MACアドレス(Destination MAC Address)
    • サイズ
      6バイト (48ビット)
    • 説明
       フレームの宛先となるネットワークデバイスのMACアドレスを示します。このアドレスによって、データの送信先が特定のデバイスに制限されます。宛先MACアドレスは、ネットワーク上のデバイスがフレームを受け取るかどうかを決定するために使用されます。
  2. 送信元MACアドレス(Source MAC Address):
    • サイズ
      6バイト (48ビット)
    • 説明
       フレームの送信元となるネットワークデバイスのMACアドレスを示します。このアドレスによって、フレームの送信元デバイスが特定されます。送信元MACアドレスは、ネットワーク上のデバイスがフレームを受け取った場合、応答や通信の確立に使用される場合があります。

 これらのMACアドレスは、ネットワークインターフェースカード(NIC)に物理的に割り当てられた一意の識別子です。宛先MACアドレスは、通常、フレームを受け取るべきネットワークデバイスのアドレスを示すために使用されます。送信元MACアドレスは、データを送信したデバイスを特定するために使用されます。

 イーサネットフレームがネットワーク上で転送されるとき、ヘッダに含まれる宛先MACアドレスと送信元MACアドレスは、ルーティングやスイッチングなどのネットワークデバイスによって参照され、フレームが正しい宛先に配信されるために使用されます。