S3ストレージの種類

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S3ストレージの種類

Amazon AWSのS3ストレージには、以下のような種類があります。

  1. S3 Standard
     高い耐久性と可用性を持ち、頻繁にアクセスされるデータに最適なストレージクラスです。S3のほとんどの機能が利用可能で、最高水準のパフォーマンスを提供します。
  2. S3 Intelligent-Tiering
     データへのアクセス頻度に応じて、自動的に低コストなストレージクラスに移行します。このストレージクラスは、スピードと低コストの両方を提供します。
  3. S3 Standard-Infrequent Access
     不定期にアクセスされるが、高い耐久性と低いレイテンシーが必要なデータに最適なストレージクラスです。データアクセス料金がS3 Standardよりも低くなっています。
  4. S3 One Zone-Infrequent Access
     一つのアベイラビリティーゾーンにのみ配置され、高い耐久性が必要なが、再作成のリスクが少なく、アクセス頻度が低いデータに最適なストレージクラスです。このストレージクラスは、他のストレージクラスよりも低い料金で提供されます。
  5. S3 Glacier
     長期間保存するために、アクセス頻度が低く、安価なストレージクラスです。データにアクセスするためには、通常数時間の準備時間が必要です。これは、アクセス速度よりも低いコストを優先する場合に最適なストレージクラスです。
  6. S3 Glacier Deep Archive
     S3 Glacierよりも低コストで、長期保存が必要なデータに最適なストレージクラスです。データアクセスには、通常12時間の準備時間が必要です。

これらのストレージクラスは、それぞれ異なる料金体系を持ち、それぞれの使用ケースに応じて選択することができます。

ストレージクラス特徴
S3 Standard高い耐久性と可用性を提供する。あらゆる種類のデータに対応できる
S3 Intelligent-Tiering経年変化に応じて、使用頻度の高いファイルと低いファイルを分離して、低頻度でアクセスされるファイルに対しては低コストなストレージを提供する
S3 Standard – Infrequent Access (S3 Standard-IA)使用頻度が低いが、急なアクセスの際にも高速にレスポンスを返す。高い耐久性と可用性を提供する
S3 One Zone-Infrequent Access (S3 One Zone-IA)特定のAWSリージョン内の単一ゾーンに保存され、使用頻度が低く、可用性が高く、低コストなストレージを提供する
S3 Glacier長期的なアーカイブとバックアップに最適。低コストで、アクセスの速度は遅い
S3 Glacier Deep Archive長期的なアーカイブに最適。S3 Glacierよりもさらに低コストだが、アクセスの速度は非常に遅い。1日あたり最大数回のアクセスに制限がある

注意:料金、可用性、データの保存期間などは各ストレージクラスによって異なる場合があります。必要に応じてAWSの公式ドキュメントを確認してください。