リバースプロキシ型

リバースプロキシ型

 リバースプロキシ型は、サーバー側での負荷分散を実現するために使われる方式の一つです。この方式では、リバースプロキシサーバーがクライアントからのリクエストを受け取り、そのリクエストをバックエンドサーバーに転送する役割を持ちます。バックエンドサーバーからのレスポンスを受け取ったリバースプロキシサーバーは、そのレスポンスをクライアントに返す役割を担います。

 リバースプロキシ型の負荷分散は、バックエンドサーバーが複数ある場合に特に有効です。リバースプロキシサーバーは、クライアントからのリクエストを受け取った際に、負荷分散アルゴリズムに従って、どのバックエンドサーバーに転送するかを決定します。また、リバースプロキシサーバーは、バックエンドサーバーの状態を監視し、稼働中のサーバーにのみ転送するように調整することもできます。

 リバースプロキシ型の負荷分散は、アプリケーションレベルでの負荷分散も可能です。例えば、HTTPのリクエストを受け取ったリバースプロキシサーバーが、リクエストのヘッダー情報を解析して、どのバックエンドサーバーが適切な応答を返すかを決定することができます。この場合、アプリケーションレベルでの負荷分散が実現されます。