リプライ
リプライ
SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)では、メール送信プロセスでクライアントとサーバーが相互作用するために、さまざまな種類のメッセージが使用されます。そのうちの1つが「リプライ」メッセージです。
SMTPリプライは、サーバーがクライアントに送信するメッセージで、クライアントからサーバーに送信されたコマンドに応答します。SMTPリプライには、次の3桁の数字コードとテキストメッセージが含まれます。
- 2xx (成功)
要求が正常に処理され、理解されたことを示します。 - 3xx (中間的な回答)
サーバーが追加の情報を必要とする場合、またはクライアントが他の場所に移動する必要がある場合に返されます。 - 4xx (一時的な失敗)
クライアント側の問題、または一時的なサーバー側の問題が発生したことを示します。 - 5xx (永続的な失敗)
サーバー側の問題があることを示します。たとえば、受信者のアドレスが無効である場合など。
SMTPリプライは、SMTP通信中にエラーが発生した場合にも返されます。SMTPクライアントは、返されたSMTPリプライに基づいて、次に何をすべきかを決定することができます。
SMTPのリプライには以下のような種類があります。
- 2XX: 成功
- 200: OK
- 211: 統計情報
- 214: ヘルプメッセージ
- 3XX: 一時的なリダイレクト
- 220: 応答待ち
- 221: 終了
- 250: 要求に応じた処理が可能、または要求が正常に受け取られた
- 4XX: 永続的なエラー
- 421: サービスは利用できない(閉じるか、転送する)
- 450: メールボックスは利用できない
- 451: ローカルエラーが発生した
- 452: ディスクスペースが不足している
- 500: 構文エラー、コマンドが理解できない
- 501: 引数が間違っている
- 502: コマンドは実装されていない
- 503: コマンドの順序が誤っている
- 504: コマンドは時間切れになった
- 550: 宛先が存在しないか、リレーが拒否された
- 551: ユーザーが存在しない
- 552: メールボックスがオーバーフルである
- 553: 宛先のドメインが存在しないか、無効である
- 554: トランザクションの失敗
- 5XX: 致命的なエラー
- 554: トランザクションの失敗
- 571: 無効なメールボックス名
- 572: 他のMTAでエラーが発生した
- 573: メッセージの長さが制限を超えた
- 574: 受信者のアドレスが拒否された