Classic Load Balancer(CLB)

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AWS クラウドプラクティショナー 問題集Ⅰ|完全無料&徹底解説

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 AWSのClassic Load Balancer(CLB)は、Amazon Web Services(AWS)の負荷分散サービスの1つで、レガシーなバージョンのロードバランサーです。クライアントからのリクエストを受け取り、アベイラビリティーゾーン内の複数のEC2インスタンスにトラフィックを分散することができます。

 CLBは、レイヤー4(トランスポート層)およびレイヤー7(アプリケーション層)の両方をサポートしています。レイヤー4では、TCP/UDPプロトコルを使用してトラフィックを分散し、レイヤー7では、HTTP/HTTPSプロトコルを使用してトラフィックを分散します。

 CLBは、ロードバランサーとして初めてAWSに導入されたものであり、過去のバージョンのELBの1つです。しかし、現在では、ALBおよびNLBのような、より進化したロードバランシングサービスがリリースされており、新しいアプリケーションやマイクロサービスには、これらのサービスの使用が推奨されています。

 CLBは、多数の機能をサポートしており、SSL/TLSの終端化、クライアントのIPアドレスをEC2インスタンスに転送するためのX-Forwarded-Forヘッダーのサポート、ヘルスチェック、スティッキーセッションのサポートなどがあります。

 ただし、CLBにはいくつかの制限もあります。例えば、1つのCLBにアタッチできるEC2インスタンスの数は最大20台まで、また、複数のアベイラビリティーゾーンで構成するためには、手動で複数のCLBを設定する必要があります。これらの制限があるため、新しいアプリケーションやマイクロサービスには、ALBやNLBの使用を検討することが推奨されます。

 また、CLBは、過去のバージョンであるため、AWSが将来的に廃止する可能性があるため、新しいアプリケーションやサービスを開発する場合には、より新しいロードバランシングサービスの使用が推奨されます。

 ただし、一部の顧客は、古いバージョンのELBの機能が必要な場合があり、また、既存のアプリケーションがCLBに依存している場合があります。その場合、CLBは依然として有用であることがあります。

 最近では、AWSはCLBを新しいアプリケーションには推奨していないため、現在のユーザーには、アップグレードを検討することが推奨されます。アップグレードには、ALBまたはNLBへの移行が含まれる場合があります。