プライバシーセパレータ

プライバシーセパレータ

 アクセスポイントにおけるプライバシーセパレータは、無線LANに接続されたデバイス同士の通信を分離し、セキュリティとプライバシーを向上させるための機能です。

 具体的には、アクセスポイントは、無線LANに接続されたデバイス同士の通信を直接的にはルーティングせず、別々のネットワークセグメントを割り当てます。これにより、無線LAN内のデバイス同士が直接通信を行うことができなくなり、デバイス間の通信がアクセスポイントを介して行われることになります。

 また、プライバシーセパレータは、異なるクライアントデバイスが同じネットワークセグメントに存在することを防止することで、デバイス間の相互接続性を制限します。これにより、ネットワーク内での不正アクセスや攻撃を防止することができます。

 さらに、プライバシーセパレータは、ネットワーク上でのユーザーの個人情報を保護するための重要な機能です。ユーザーは、別々のセグメントに属するデバイス間でデータが共有されないことを保証され、プライバシーが守られます。

 また、プライバシーセパレータは、一度に複数のタブでWebサイトにアクセスする場合にも有効です。つまり、ユーザーが異なるタブで異なるWebサイトにアクセスする場合、それぞれのタブが互いに影響しないようにすることができます。これにより、ユーザーが複数のWebサイトにアクセスする場合でも、プライバシーが保護されるようになります。