IAMロール

IAMロール

AWS クラウドプラクティショナー 問題集Ⅰ|完全無料&徹底解説

AWS クラウドプラクティショナー 問題集Ⅰ|完全無料&徹底解説 ◆◇◆ AWS認定試験実践トレーニング ◆◇◆ 全世界で1000万人以上が利用するオンライン学習サービスのWhizl…

 AWSのIAMロールは、AWSリソースに対するアクセス権限を一時的に付与するためのものです。IAMロールを使用することで、IAMユーザーやIAMグループのアクセス権限を継承することなく、AWSリソースにアクセスすることができます。

 IAMロールは、AWSマネジメントコンソール、AWS CLI、またはAWS SDKを使用して作成できます。ロールには、権限ポリシーを関連付けることができます。権限ポリシーは、IAMロールに関連付けられたアクセス許可を定義するJSONドキュメントです。

IAMロールには、次のような用途があります。

  • 一時的な権限委任
     IAMロールを使用することで、IAMユーザーが一時的にAWSリソースにアクセスできるようにすることができます。例えば、EC2インスタンスからS3バケットにアクセスする際に、IAMロールを使用して一時的にアクセス許可を付与することができます。
  • クロスアカウントアクセス
     AWSアカウント間でのリソースの共有に使用できます。IAMロールを使用することで、別のAWSアカウントにアクセスすることができます。
  • サービスによるアクセス
     AWSサービスがAWSリソースにアクセスするためのアクセス権限を付与することができます。IAMロールを使用することで、AWSサービスがアクセス許可を持つAWSリソースにアクセスすることができます。

 IAMロールは、セキュリティ上の理由から定期的にロールの内容を確認し、不要なロールを削除することが推奨されています。また、必要に応じて、IAMロールの権限ポリシーを変更して、アクセス許可の最小化を実施することが重要です。

 IAMロールは、AWSのリソースやアクションへのアクセス許可を一時的に付与するためのアイデンティティーであり、AWSアカウント内のユーザーやサービスが使用できます。IAMロールを使用することで、AWSアカウントの権限委任が容易になり、権限を必要とするユーザーやサービスがアクセスする必要があるリソースに対して必要なアクセス許可を提供できます。

 IAMロールは、AWSリソース(EC2インスタンス、Lambda関数など)にアタッチされ、そのリソースに対するアクションを実行するために、そのリソースにアクセスするAWSアカウントのエンティティー(IAMユーザー、IAMグループ、AWSサービス)に代わってアクセス許可を付与します。IAMロールは、一時的な認証情報を使用してAWSリソースにアクセスするため、IAMユーザーとは異なり、AWSリソースに直接ログインする必要はありません。

 IAMロールは、AWSサービスにもアタッチでき、AWSサービスによって実行されるアクションに必要なアクセス許可を付与できます。IAMロールにより、AWSアカウントの管理者は、AWSアカウント内のサービス間で必要なリソースに対して、適切なアクセス許可を与えることができます。

 IAMロールは、複数のアカウントでのリソースアクセスにも使用できます。クロスアカウントIAMロールを使用することで、複数のAWSアカウント間でのリソースアクセスを可能にし、セキュリティの向上や管理の簡素化が実現できます。