経路制御表

経路制御表

 ネットワークの経路制御において、各ルーターが持つルーティングテーブルのことを経路制御表(Routing Table)といいます。

 経路制御表には、ネットワーク上の各ノードへの到達方法が記載されています。各ルーターは、経路制御プロトコルに従って、ネットワーク上の他のルーターと経路情報を交換し、自身の経路制御表を更新します。経路制御表は、以下のような情報が含まれます。

  1. 宛先ネットワークアドレス
  2. ネクストホップアドレス(次のルーターへのアドレス)
  3. 出力インターフェース(次のルーターにパケットを送信するための出力ポート)
  4. メトリック(経路のコスト)

 宛先ネットワークアドレスは、ルーターが転送するべきパケットの宛先となるネットワークのアドレスを示します。ネクストホップアドレスは、パケットが次に転送されるべき次のルーターのアドレスを示します。出力インターフェースは、次のルーターにパケットを送信するための出力ポートを示します。メトリックは、経路のコストを示し、通常は経路の長さや帯域幅などが考慮されます。

 経路制御表は、ネットワーク上のトラフィックの流れを最適化するために非常に重要な役割を持っています。正確で最新の経路情報を持つことで、ルーターはパケットを最適な経路で転送することができ、ネットワーク上のトラフィックを最適化することができます。