固定モード

固定モード

 ネットワークの固定モード(Fixed Mode)とは、通信機器やネットワーク機器において、設定したパラメータや機能が常に有効になっている状態を指します。一方で、可変モードというのは、パラメータや機能が必要に応じて自動的に変更されるモードを指します。

 固定モードは、ネットワークの安定性や信頼性を高めるために用いられます。例えば、ある通信機器において、特定のプロトコルが必要な場合、固定モードにすることで、そのプロトコルが常に有効になっていることが保証されます。一方で、可変モードにすると、そのプロトコルが必要ない場合でも自動的に無効化されるため、プロトコルを使用する場面で問題が発生する可能性があります。

 また、固定モードは、ネットワークの機能拡張や新しい機器の追加などの変更が行われた場合にも有効です。変更によって不必要になった機能やパラメータを自動的に無効化することで、ネットワークの不安定化を防止することができます。

 一方で、固定モードは柔軟性に欠けるため、変更や追加が頻繁に行われる場合には、可変モードの方が適している場合があります。また、固定モードにする場合は、必要なパラメータや機能を事前に慎重に検討し、適切な設定を行う必要があります。