クッキー

クッキー

 ネットワークにおけるクッキーとは、Webサイトの利用状況や設定情報などを保存するために使用される小さなデータのことを指します。一般的に、クッキーはWebブラウザに保存され、Webサイトを訪問した際にWebサイトから読み込まれます。

 クッキーには、Webサイトの利用状況を記録するための「セッションクッキー」と、ユーザーの設定やパーソナライズされたコンテンツを提供するための「永続クッキー」の2種類があります。

 セッションクッキーは、Webサイトを訪問している間だけ有効で、Webブラウザを閉じると自動的に削除されます。一方、永続クッキーは、期限切れまでWebブラウザに保存され、ユーザーがWebサイトを再訪問した際に読み込まれます。

 クッキーは、Webサイトが正常に機能するために必要な場合がありますが、プライバシー上の懸念もあります。クッキーは、ユーザーの利用状況や個人情報などを収集することができ、この情報が第三者に渡されることもあります。そのため、多くのWebブラウザは、クッキーの受け入れを許可するかどうかをユーザーに選択させる機能を提供しています。

 また、EUでは、プライバシー保護のために、一部のWebサイトでクッキーの使用についてユーザーに同意を求める必要があるGDPR(一般データ保護規則)が施行されています。