インターネット層
インターネット層
インターネット層は、OSI参照モデルにおいて第3層に位置し、IP(Internet Protocol)プロトコルを使用して、異なるネットワーク間での通信を実現するための機能を提供します。
インターネット層の主な役割は、ネットワーク間の通信を制御することです。これには、パケットのルーティングや転送、フラグメンテーション、再構築などが含まれます。また、インターネット層では、IPアドレスを使用してデバイスを識別し、通信先のデバイスを決定します。
インターネット層では、IPv4とIPv6の2つのバージョンがあります。IPv4は32ビットのアドレスを使用しており、最大で約42億個のアドレスを割り当てることができます。一方、IPv6は128ビットのアドレスを使用しており、約340数10垓個のアドレスを割り当てることができます。
また、インターネット層では、ルーティングプロトコル(例:OSPF、BGP)やICMP(Internet Control Message Protocol)などのプロトコルも使用されます。これらのプロトコルは、ネットワーク間での通信の正確性や信頼性を確保するために必要な機能を提供します。