インテグリティ
インテグリティ
ネットワークにおけるインテグリティとは、データが完全で正確な状態で送受信されることを指します。つまり、ネットワーク上のデータが改竄や誤りのない状態で届くことが保証されている状態を指します。
ネットワークにおいてインテグリティが保たれることは非常に重要であり、ネットワークを構成する機器やソフトウェア、プロトコルなどが正しく動作していることが求められます。また、セキュリティ対策もインテグリティを維持する上で非常に重要です。例えば、認証や暗号化などの技術を用いることで、データが改ざんされたり、不正にアクセスされたりすることを防止することができます。
ネットワークにおいては、データの送信や受信に伴って何らかのエラーが発生することがあるため、エラー検出や訂正の仕組みが必要とされます。例えば、イーサネットではCRC(Cyclic Redundancy Check)を用いて、データの誤り検出を行います。また、TCP/IPでは、パケットの順序制御や再送要求などの機能を持っており、データの正確性を確保するための仕組みが組み込まれています。