イーサネットヘッダ
イーサネットヘッダ
イーサネットヘッダは、イーサネットフレームの先頭に付加される情報であり、ネットワーク上のデータ転送のための必要な情報が含まれています。イーサネットヘッダには以下の情報が含まれます。
- 宛先MACアドレス: イーサネットヘッダの最初の6バイトには、フレームの宛先となるMACアドレスが含まれます。
- 送信元MACアドレス: 次の6バイトには、フレームの送信元となるMACアドレスが含まれます。
- タイプ/長さ: 次の2バイトには、フレームに含まれるデータの種類を示すタイプ/長さが含まれます。このフィールドの値が0x0600以上であれば、次のフィールドがネットワーク層のプロトコルを示します。また、このフィールドの値が0x0600未満であれば、フレームに含まれるデータの長さが示されます。
- タグ: 一部のイーサネットヘッダには、VLANの識別子などの追加情報を提供するための4バイトのタグが含まれることがあります。
- パディング: イーサネットヘッダとデータ部分の合計が最小フレームサイズに達しない場合、ヘッダの末尾にはパディングが追加されます。
イーサネットヘッダは、フレームの先頭に配置されるため、ネットワーク上でフレームが転送される際には、このヘッダを解析することで、フレームがどこから送信され、どこに宛てられているかを判断することができます。このように、イーサネットヘッダは、ネットワーク上で正確なデータ転送を行うために欠かせない情報を提供します。