イーサネットフレームフォーマット
イーサネットフレームフォーマット
イーサネットフレームフォーマットは、イーサネット技術で使用されるデータフレームの構造を定義する規格です。イーサネットフレームフォーマットは、以下の要素で構成されます。
- プリアンブル イーサネットフレームの先頭には、8バイトのプリアンブルが付加されます。プリアンブルには、フレームの開始を検出するための同期パターンが含まれています。
- 宛先MACアドレス イーサネットフレームの次には、6バイトの宛先MACアドレスが含まれます。このアドレスは、フレームの送信先を示します。
- 送信元MACアドレス イーサネットフレームの次には、6バイトの送信元MACアドレスが含まれます。このアドレスは、フレームの送信元を示します。
- タグ 一部のイーサネットフレームでは、4バイトのタグが付加されることがあります。このタグは、VLANの識別子などの追加情報を提供します。
- タイプ/長さ イーサネットフレームの次には、2バイトのタイプ/長さが含まれます。このフィールドは、イーサネットフレーム内に含まれるデータの種類を示します。また、このフィールドの値が0x0600未満であれば、フレーム内に含まれるデータの長さを示します。
- データ イーサネットフレームの次には、最大1,500バイトのデータが含まれます。このフィールドには、ネットワーク層のプロトコルに応じたデータが含まれます。
- FCS イーサネットフレームの最後には、4バイトのフレームチェックシーケンス(FCS)が含まれます。この値は、フレームのデータの整合性を検証するために使用されます。
イーサネットフレームフォーマットは、IEEE 802.3という規格で定義されています。この規格は、イーサネットの基本的な動作を定義するための規格であり、ネットワークの性能や機能の向上に貢献しています。