UDPデータグラムフォーマット

UDPデータグラムフォーマット

UDP(User Datagram Protocol)のデータグラムは、以下のようなフォーマットで構成されています。

各フィールドの詳細は以下の通りです。

  • Source Port: 送信元ポート番号。16ビットの整数で、UDPの通信の送信元ポートを表します。
  • Destination Port: 宛先ポート番号。16ビットの整数で、UDPの通信の宛先ポートを表します。
  • Length: UDPデータグラムの長さ。16ビットの整数で、ヘッダーとデータを含む全体の長さをバイト単位で表します。
  • Checksum: エラーチェックのためのチェックサム値。16ビットの整数で、送信元と宛先のUDPヘッダーとデータ部分のチェックサム値を計算して格納されます。
  • Data: UDPデータグラムの実際のデータ。データ部分は必須ではありませんが、ある場合は最大64KBまでのデータを含むことができます。

 UDPは、TCPと比較してシンプルで高速であるが、エラーチェックや再送処理などの機能がないため、信頼性が低く、データの完全性が保証されない点に注意が必要です。UDPを使用する場合は、アプリケーション側でエラーチェックや再送処理を行う必要があります。