RASIS

RASIS

 「RASIS」という用語は、ネットワークにおけるセキュリティや信頼性に関する項目を表す略語です。それぞれの項目について説明します。

  • 信頼性(Reliability):ネットワークが正常に動作し続けることができる性質を指します。ネットワークには、ハードウェアやソフトウェアの故障、通信回線の断線などの障害が発生する可能性があります。信頼性を確保するためには、冗長化やフェイルオーバーなどの対策が必要です。
  • 可用性(Availability):ネットワークが常に利用可能であることを指します。つまり、ネットワークが停止したり、アクセスできなくなることがないようにすることが重要です。可用性を確保するためには、冗長化や負荷分散、障害復旧などの対策が必要です。
  • 保守性(Maintainability):ネットワークを維持・管理するための容易さを指します。保守性が高いネットワークでは、故障が発生した場合にも素早く修復することができ、運用上の課題にも柔軟に対応できます。
  • 完全性(Integrity):ネットワーク上のデータが改ざんされないことを指します。データの改ざんが発生すると、情報の正確性や信頼性が失われ、セキュリティ上の脅威となります。完全性を確保するためには、データの暗号化や認証、アクセス制御などの対策が必要です。
  • 機密性(Confidentiality):ネットワーク上のデータが不正に閲覧されないことを指します。機密性が低いネットワークでは、機密情報が漏洩する可能性があり、重大なセキュリティ上の問題となります。機密性を確保するためには、データの暗号化やアクセス制御、セキュアな通信プロトコルなどの対策が必要です。