OSコマンドインジェクション

OSコマンドインジェクション

 ネットワーク上で動作するアプリケーションには、しばしば外部からの入力を処理する機能が含まれています。例えば、WebアプリケーションはユーザーからのHTTPリクエストを処理します。このようなアプリケーションでは、外部からの入力を処理する際に適切なバリデーションやエスケープ処理が行われない場合、攻撃者が意図しないコードを実行できる脆弱性があります。この脆弱性の一つがOSコマンドインジェクションです。

 OSコマンドインジェクションは、攻撃者がアプリケーションに対して意図しないOSコマンドを実行させる攻撃手法です。攻撃者は、アプリケーションに入力する際に、コマンド文字列を含んだデータを送信します。アプリケーションは、そのデータを信頼して処理するため、攻撃者が送信したコマンドを実行してしまいます。

 OSコマンドインジェクション攻撃は、Webアプリケーションだけでなく、他のネットワーク上で動作するアプリケーションでも発生する可能性があります。この攻撃を防ぐためには、入力値のバリデーションやエスケープ処理を適切に行う必要があります。