LDIF

LDIF

 LDIF(LDAP Data Interchange Format)は、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)ディレクトリサーバに対してデータを送信・受信するためのフォーマットです。LDIFは、ディレクトリオブジェクトをテキスト形式で表現することができます。

LDIFファイルは、以下のような特徴を持っています。

  1. テキスト形式であり、人間が読み書きが可能 LDIFは、テキスト形式であるため、人間が簡単に読み書きすることができます。これは、手動でLDAPサーバにデータを追加する場合などに役立ちます。
  2. LDAPクライアントでインポート・エクスポートが容易 LDAPクライアントは、LDIFフォーマットに対応しているため、LDIFファイルをインポート・エクスポートすることが容易です。これにより、ディレクトリオブジェクトを移行したり、バックアップしたりすることができます。
  3. 構造化されたデータを表現可能 LDIFは、LDAPディレクトリオブジェクトを構造化して表現することができます。これにより、検索やフィルタリングなどの操作が容易になります。
  4. バッチ処理が可能 LDIFは、バッチ処理を行うことができます。これにより、大量のデータを一度に追加・更新することができます。

 LDIFは、LDAPディレクトリサーバの設定や管理、移行作業などで利用されます。例えば、LDAPサーバの構成や設定を変更する際に、LDIFを使用して変更内容を適用することができます。また、LDAPサーバからエクスポートしたデータをLDIFに変換して、他のLDAPサーバにインポートすることも可能です。