GET

GET

 GETは、HTTP(HyperText Transfer Protocol)プロトコルにおいて、WebサーバーからWebクライアントに対してリソースを取得するためのメソッドの一つです。以下では、GETメソッドとHTTPメッセージの詳細について説明します。

【GETメソッド】

 GETメソッドは、Webサーバーにあるリソース(HTML、画像、動画、音声ファイルなど)を取得するためのメソッドです。リソースの取得には、URI(Uniform Resource Identifier)を指定します。URIは、Webサーバーにあるリソースの場所を指定するアドレスのようなものです。

 GETメソッドは、リクエストヘッダーに情報を含めることができますが、リクエストボディには情報を含めることができません。つまり、GETメソッドでは、リクエストに対するレスポンスを取得するための情報をヘッダーに含めることができますが、データを送信することはできません。

【HTTPメッセージ】

 HTTPメッセージには、リクエストメッセージとレスポンスメッセージがあります。GETメソッドの場合、クライアントからサーバーへ送信されるのがリクエストメッセージであり、サーバーからクライアントへ返されるのがレスポンスメッセージです。

リクエストメッセージには、以下の情報が含まれます。

・HTTPメソッド(GETなど) ・URI ・HTTPバージョン ・ヘッダー情報(Accept、User-Agent、Refererなど)

レスポンスメッセージには、以下の情報が含まれます。

・HTTPバージョン ・ステータスコード(リクエストに対する処理結果を表す番号) ・ステータスメッセージ(ステータスコードに対する説明文) ・ヘッダー情報(Content-Type、Content-Lengthなど) ・レスポンスボディ(リソースのデータ本体)

 以上が、GETメソッドとHTTPメッセージの基本的な説明です。HTTPプロトコルはWeb上での情報のやりとりに不可欠なものであり、GETメソッドはその中でも最も基本的なメソッドの一つです。