DAS(Direct Attached Storage)
DAS(Direct Attached Storage)
DASとは、Direct Attached Storage(ダイレクトアタッチドストレージ)の略で、直接接続されたストレージデバイスのことを指します。つまり、DASはコンピュータやサーバーに直接接続される外付けハードディスクやSSDのことです。
DASは、ストレージデバイスがコンピュータに直接接続されるため、高速で信頼性が高いストレージシステムとして利用されます。一方で、DASは一つのコンピュータにしか接続できないため、共有や拡張性に限界があります。
DASは、以下のような利点があります。
- 高速なアクセス:コンピュータに直接接続されるため、高速なデータアクセスが可能です。
- セキュリティ:物理的な接続が必要なため、セキュリティリスクが低く、機密性の高いデータを保護するために利用されます。
- 簡単な管理:DASは、コンピュータに直接接続されるため、管理が簡単です。
一方で、DASは以下のようなデメリットもあります。
- 共有性に限界がある:DASは、一つのコンピュータにしか接続できないため、共有性に限界があります。
- スケーラビリティに限界がある:DASは、接続できるストレージデバイスの数に限界があり、スケーラビリティが低いです。
- フェールオーバーに対応しない:DASは、一つのコンピュータにしか接続できないため、故障時のフェールオーバーができません。
DASは、小規模なシステムや個人ユーザー向けのストレージシステムとして利用されます。例えば、個人のパソコンに外付けハードディスクを接続して、バックアップ用のストレージとして利用することがあります。また、小規模な企業で、一つのサーバーに直接接続されるストレージシステムとして利用されることもあります。