CDP

CDP

　CDPとは、Cisco Discovery Protocolの略で、Ciscoネットワーク機器同士での通信に使用されるプロトコルです。CDPは、隣接する機器の情報を取得するために使用されます。

CDPは、以下の情報を提供します。

1. 隣接するデバイスのタイプ（ルーター、スイッチ、ホストなど）
2. 隣接するデバイスのホスト名
3. 隣接するデバイスのIPアドレス
4. 隣接するデバイスのインタフェース番号
5. 通信に使用されるVLANの情報

　CDPは、通常、ネットワーク管理者がネットワーク内のデバイスを識別し、障害解析やトラブルシューティングを行うために使用されます。また、CDPは、ネットワークトポロジの自動構成に役立ちます。例えば、スイッチAとスイッチBが接続され、通信する場合、CDPは自動的にこの情報を交換し、接続が正しく構成されていることを確認します。

CDPは、Ciscoのネットワーク機器に搭載されているため、Cisco製品間での通信に限定されます。CDPに対応していない他のメーカーのネットワーク機器との通信には、代替プロトコルを使用する必要があります。