APNIC
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APNIC（Asia Pacific Network Information Centre）は、アジア太平洋地域のIPアドレスとASN（Autonomous System Number）の割り当ておよび管理を行う非営利団体であり、ICANNの下部組織の一つです。
APNICは、アジア太平洋地域のインターネット開発を支援することを目的としています。具体的には、IPアドレスとASNの割り当て、ルーティングポリシーの策定、技術支援、教育および普及活動などを行っています。
APNICは、APNIC Whoisデータベースを運営しており、このデータベースには、アジア太平洋地域に割り当てられたIPアドレスとASNの情報が含まれています。このデータベースは、インターネットの運用やセキュリティに関する調査や研究に使用されます。
また、APNICは、アジア太平洋地域のインターネット関連の組織や専門家が集まるイベント「APNIC Meeting」を定期的に開催しています。このイベントでは、インターネットの技術や政策に関する情報交換や意見交換が行われます。
APNICの会員には、ISP（Internet Service Provider）、大学、研究機関、企業、個人などが含まれています。会員は、APNICのサービスにアクセスすることができます。APNICは、会員からの年会費やIPアドレスの割り当てに対する手数料などによって運営されています。
APNICが行っている主な業務には以下のようなものがあります。
- IPアドレスとASNの割り当て
APNICは、アジア太平洋地域において、IPアドレスとASNを割り当てています。IPアドレスとASNの割り当ては、ISPなどのインターネットサービス提供者や、大学、研究機関、企業、個人などが申請し、承認された場合に割り当てが行われます。 - ルーティングポリシーの策定
APNICは、アジア太平洋地域におけるIPアドレスとASNのルーティングポリシーを策定しています。ルーティングポリシーは、インターネットの安定性やセキュリティを維持するために重要な役割を果たしています。 - 技術支援
APNICは、アジア太平洋地域のインターネット関連の技術支援を行っています。技術支援には、ネットワークの設計や運用、セキュリティ、DNS（Domain Name System）の運用などが含まれます。 - 教育および普及活動
APNICは、アジア太平洋地域でのインターネット技術の普及を支援するために、教育および普及活動を行っています。具体的には、ワークショップやセミナー、オンラインコースなどが提供されています。
APNICは、アジア太平洋地域のインターネット開発を支援する重要な組織の一つです。アジア太平洋地域のインターネットに関心のある人や組織は、APNICのサービスやイベントに参加することで、より深く理解を深めることができます。
